
プロフィール
- 青年部会 副会長
- 株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング 代表取締役社長
- 中小企業診断士
- 国家資格キャリアコンサルタント
- CDA(Career Development Adviser)
- 全日本能率連盟認定 エキスパート・マネジメント・インストラクター(EMI)
略歴
東京外国語大学外国語学部数米第二過程 スペペイン語専攻 卒業。株式会社スタッフサービス(人材派遣)にて営業職を経験後、営業企画部門へ。人材コーディネーターの行動データ収集と統計分析を行い、業務プロセスの改善や環境整備に従事。その後、三基商事株式会社(健康食品·化粧品卸売)へ転職。営業企画・マーケティング·情報システム·総務·人事·経営企画室などを歴任。業務の改廃新、プロセスの簡素化、マニュアル作成による汎用化、ITを用いた効率化を得意とし、様々な部門での業務改善やパフォーマンス向上に取り組む。後に、経営企画部門の人事担当として、人事制度の再設計や評価、査定、採用、社員研修などを行う。
2015年より株式会社日本コンサルタントグループに勤務。リーダーシップ・マネジメント、業務改善・生産性向上、キャリアデザイン、営業力強化、ビジネススキル向上など幅広い範囲で、業績向上や人材育成の支援を実施。理論的な背景と情熱的な語り口を交えた講演スタイルに定評があり、セミナーや研修で高い支持を得ている。中小企業のマネジメント機能構築や業務効率化コンサルティング、職場改善、人事制度改訂など、実務的な指導も手がける。2021年2月に独立。同年8月に法人設立。
コンサルティング実績
- 人事制度改度改定(等級制度、賃金制度、評価制度)
- 従業員教育体系整備(能力要件要件整備、研修マッピング)
- 中小企業マネジメント体制構築(計画立案·進捗管理、報告システム構築、会議運営)
- 業務調査・分析・改善
- 組織営業力強化(営業計画立案、KGI&KPI運用管理)
- 従業員満足度調査、モチベーション向上
講演会・セミナー・研修 登壇実績
- 2016年登壇実績:46件、59日間 (のべ受講者数874名)
- 2017年登壇実績:63件、78日間 (のべ受講者数1,633名)
- 2018年登壇実績:92件、109日間 (のべ受講者数1,994名)
- 2019年登壇実績:91件、108日間 (のべ受講者数1,698名)
- 2020年登壇実績:87件、86日間 (のべ受講者数1,909名)
- 2021年登壇実績:86件、100日間 (のべ受講者数1,743名)
- 2022年登壇実績:99件、116日間 (のべ受講者数1,721名)
- 2023年登壇実績:94件、119日間 (のべ受講者数1,839名)
- 2024年登壇実績:99件、119日間 (のべ受講者数1,727名)
- 通算登壇実績:758件、896日間 (のべ受講者数15,138名) *2024年12月31日時点
主な担当テーマ
・自律型人材育成、セルフマネジメント強化
・幹部人材育成(リーダーシップ、マネジメント)
・業務改善、生産性向上、時間管理
・キャリアデザイン、キャリアコンサルティング
・データ収集、データ分析
・ビジネススキル研修全般(思考力、コミュニケーションなど)
著書
- 『指示待ち人間からの卒業〜自ら考えて行動する自律型人材になる方法』(ファストブック[ラーニングス株式会社])
- 絵本『ソラのタイムトラベル〜生きる力をさがして〜』(三恵社)
趣味
大学生の頃に競技ダンスをはじめました。社会人になってからも続け、その後11年ほど休んでいましたが、最近復帰しました。以前のように頻繁にはできませんが、趣味として細々と続けています。その他、マラソンや弓道をしていました。

経歴と現在の活動
以下の動画で、これまでの経歴や現在の活動について話しています。ぜひご覧ください。
お問い合わせ先
株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング
〒650-0012 兵庫県神戸市中央区北長狭通4丁目2−19アムズ元町4F−18
TEL:078-600-2761
小松茂樹へのインタビュー

現在、どのような事業(仕事)をしていますか?



私は現在、兵庫県神戸市に拠点を構える「株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング」の代表として活動しています。私どもは企業の経営支援や人材育成支援に取り組んでおり、大きく3つの事業領域に力を入れています。
1つ目は経営コンサルティングです。具体的には、組織の活性化や人事制度の設計・運用、業務プロセスの改善・効率化といった分野でのご支援を行っています。
2つ目は人材育成支援で、次世代リーダーや自律型人材の育成を目的としたビジネススキル研修をご提供しています。論理的思考力やコミュニケーション力、リーダーシップ、デジタルスキルなど、業種や職種を問わず求められる汎用的で実践的な「仕事力」を重視しています。
そして、3つ目がeラーニング教材の開発と提供です。法人向けだけでなく、個人での学び直しやキャリアアップにも役立てるよう、時間や場所を問わず、自分のタイミングで学び続けられる環境づくりを実現していきたいです。



これまでのキャリア(経歴)を教えてください。



東京外国語大学を卒業後、株式会社スタッフサービスという人材派遣会社に入社しました。営業職を経て、営業企画部門に異動し、社内データの収集や集計、分析に携わりました。
その後、三基商事株式会社という健康食品の会社に転職し、総務人事・情報システム、営業企画・マーケティング、物流事務、経営企画など様々な部署を経験させていただきました。特に人事部では人事制度の改訂に従事し、評価制度の設計や社員研修の整備などを行いました。この時の経験が、後のコンサルタントとしての基盤となっています。
2015年に株式会社日本コンサルタントグループに入社し、経営コンサルタントとしての道を歩み始めました。生産性向上、営業力強化、キャリア支援など非常に多岐にわたるテーマの活動を行い、企業が抱える人と組織の課題を解決する支援をして参りました。
その後、コロナ禍やオンライン化などの社会環境の変化、家族構成の変化などの個人的な事情から、2021年に独立し、神戸に移住して同年8月に株式会社ビジネスキャリア・コンサルティングを設立しました。



中小企業診断士になろうと思ったきっかけは?



前職で人事部に異動した頃、未経験だった人事の知識を身につけるため、外部の研修にたびたび参加しました。そして、そこで初めて「経営コンサルタント」という職業に出会いました。企業の経営課題解決を外部から支援し、人々がより良く働けるよう導くその仕事に、私は強く惹かれました。
印象的だったのは、「社会人に仕事のやり方を教える専門職が存在する」ということです。私は新入社員や若手社員の頃、仕事のやり方や考え方に悩み、専門性の違いから同僚や上司にも気軽に相談できず、非常に苦労した記憶があります。自分も、そうした過去の自分のような人たちの支えになれる存在になりたい。それが経営コンサルタントを目指したきっかけでした。
経営コンサルティング会社に就職後、公的資格として中小企業診断士を取得したいと考えるようになりましたが、業務に追われて勉強する時間が確保できず、棚上げにしていたのが実情です。
ところが、2020年にコロナ禍で集合研修をはじめとするクライアント案件が軒並み中止となり、開店休業状態となりました。「勉強するなら今しかない」と慌てて教材を買い、ステイホームで勉強を重ねて、一次試験、二次試験をなんとかクリア。試験に合格した翌年の2021年に資格を取得して、兵庫県協会に加入いたしました。



仕事をする上で、大切にしている理念や価値観は?



当社のミッションは「デキる人を増やして、社会をもっと快適にする」です。これは独立当初から掲げている私の理念であり、私どもの事業の根幹にあるものです。
仕事がデキるようになれば、仕事が楽しくなる。
仕事が楽しくなれば、人生が楽しくなる。
人生が楽しい人が増えれば、世の中は明るくなる。
仕事がデキる人が増えれば、すぐれた製品やサービスが増えて、世の中は豊かで快適になる。
こうした考えから、私どもは仕事がデキる人を「増やす」ことにこだわっています。
「デキる人」とは、単にスキルや知識を持っている人という意味ではなく、自律的に考え、動き、価値を生み出せる人のことです。そうした人材が増えれば、組織の中に前向きなエネルギーが生まれ、働く人も会社も社会もより良い方向に進んでいくと信じています。
私は、一人ひとりの可能性を信じ、その成長を支援することで、より豊かで持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。自分らしく働いて結果を出す「デキる人」を増やす。当社の事業はすべてここが起点です。



経営コンサルタント(中小企業診断士)として、これからやりたいことは?



これまで、ビジネス研修を中心とした講師業をメインに事業を行ってきました。今後もそれは続けていきますが、一方で研修だけで人材育成は完成しません。研修で知識や気づきをご提供することはできますが、それを職場で継続的に実践し、個人の習慣や組織の文化として定着させなくては、本当の意味で育成が実現したことにはならないのです。
そのため、研修の効果を発揮できるような職場環境の構築にも、今後は一層力を入れていきます。具体的には、自律型人材が育ちやすい人事制度の設計やマネジメントのしくみ構築、業務フローの最適化や効率化、AIはじめとする技術の導入と活用など、「実際の仕事と組織を変える」ためのご支援をして参ります。
こうした包括的なコンサルティングは、私一人で進めるのは困難です。チームとしてコンサルティングを進めていくために、パートナーコンサルタントの招集や育成、機会の提供などもはじめています。中小企業診断士は個人単位で活動する方が多いですが、より困難で大きな課題を解決できるよう「チーム戦」へ移行することが、今後の戦略です。



将来の夢、ビジョンを教えてください。



私たちが描くビジョンは、「お金・心・時間に余裕のある社会」を実現することです。つまり、経済的・精神的・時間的なゆとりを生み出すことが、豊かで快適な社会づくりに欠かせないと考えています。
日本社会は長らく「失われた30年」と言われる閉塞感の中にありますが、個人が成長し、自信を持って働き、挑戦できる社会になれば、その風景は確実に変わっていきます。
私は、一人ひとりの可能性を信じ、そのポテンシャルを引き出す機会と環境を整えることによって、仕事の質や人生の満足度が高まり、それが組織や社会全体の豊かさにつながると考えています。
そのためにも、経営課題解決と人材育成を通じて、個人と組織の成長を促すご支援を続けていきたいと考えています。



あなたにとって「中小企業診断士」とは?



中小企業診断士という資格は、単なる「経営コンサルタントの肩書き」にとどまりません。経営者と同じ目線で物事を考え、時に伴走者として、時にファシリテーターとして支援を行う専門家としての責任と誇りを示すものです。
私の活動範囲では、人事制度や組織開発といった「人」に関わるテーマを扱うことが多いですが、本質的な課題解決を行うためには、人以外の要素も含めて全体を俯瞰し、経営の構造を理解する力が必要です。中小企業診断士としての知見やネットワークは、まさにその土台となるものだと思います。



このページをご覧になっている方へメッセージをお願いします。



日本は超高齢社会に突入し、職業人生はますます長くなっていきます。70歳や75歳まで働くのが当たり前になり、やがては定年という概念もなくなっていくことでしょう。人生の半分近くを占める「仕事」をどのように行うかは、より一層、人々の幸福を左右する要因となっていきます。
どんな仕事もうまくいけば楽しいですし、うまくいかなければ辛い。仕事が楽しくなる最大の秘訣は、仕事がデキるようになることです。そして、これは持って生まれた資質や才能で決まるものではありません。仕事に求められる能力の大部分は、訓練によって後天的に習得可能なスキルです。
かつての私は、決して仕事熱心とは言えなかったですし、ましてや仕事がデキる方でもありませんでした。遊ぶことばかり考えて、お金のために渋々仕事をしているような人間だったと言えます。
もちろん、価値観は様々ですから、そうした生き方が悪いわけではありません。しかし、どうせ長く働くのであれば、仕事は楽しいに越したことはありませんし、お金も稼げるに越したことはありません。
仕事がデキるひとになるためには、自分に合った仕事を選ぶことと、仕事をうまくやるためのスキルを身につけることの両方が必要です。そもそも、自分に向いていない仕事をするのは辛いですし、たとえ向いている仕事であったとしても、基本的なビジネススキルを高めなければ実務は思うようにいきません。
どんな人にも才能はあります。しかし、皆が皆その才能を自覚し、開花させられるとは限りません。いろいろなことに挑戦し、経験を得て、内省と自己分析を重ねる中で、次第に自分の向き不向きに気づいていくことができます。自分に向いている仕事に就けることは非常に幸せですし、そのためには選り好みせずに様々な機会に挑戦していくことが有効です。
理想と基準を高く持ち、変化と成長を志して日々の仕事を積み重ねていくことで、自分らしく働いて結果も出す「デキる人」への道を進めていくことがきでます。結果も大切ですが、それ以上に尊いのが前進しようとする姿勢そのものです。その過程こそが自らの思考と人格、技能を高めていくことでしょう。
自社をより良くしたい、高みを目指したいと思う方は、ぜひお気軽にご相談ください。